
プラスチック障子は丈夫で長持ちするだけでなく、かわいい柄のものであれば部屋の雰囲気も変わるのでコスパ最強です。
破れてボロボロだった欄間の障子をDIYでプラスチック障子に張り替えたので、そのときの写真をお見せしながら手順やコツを分かりやすく解説しますね!
もくじ
プラスチック障子張り替えに必要な道具
プラスチック障子への張り替えに必要な道具は以下の通り。
- プラスチック障子紙
- ワンタッチ障子はがし:203円(税抜)
- 障子紙用カット定規:299円(税抜)
- プラスチック障子紙専用両面テープ
- カッター
- ハサミ
- セロハンテープ(写真に収めるのをわすれました)
※、プラスチック障子紙とプラスチック障子紙専用両面テープ1372円を2セット購入しました。
Amazonや楽天、くろがねやなどのホームセンターなどを見ましたが、結局保有ポイントで無料で買い揃えられる楽天で購入しました!
※ 合計で4303円です。(送料800円含む)
プラスチック障子紙の柄について
プラスチック障子紙の柄をAmazonや楽天で探したのですが・・・
ハッキリ言って沼です!
探そうと思ったら永遠と探せるくらい種類があって迷ってしまいました。
「障子 おしゃれ」とか「障子 かわいい」のようなキーワードでググってみればわかりますよ(笑)
ちなみに、私は妥当なこの柄に決めました!
プラスチック障子張り替え手順とコツ
プラスチック障子の張替えには、既存の障子紙をはがす作業と新しいプラスチック障子紙をはる作業の2工程がありますので、それぞれ分けて手順をお教えします!
障子の剥がし方
今回プラスチック障子に張り替えるのは、この欄間の障子です。
酷いですよね。
ここまで放置して恥ずかしい限り・・・
上記のように外した障子を置いたら、次は古い障子紙を剥がしていきます。
濡れ雑巾などで濡らしても剥がれるようですが、今回はこれを使いました!
プラスチック障子紙と同じアサヒペンから発売されている「ワンタッチ障子紙はがし」です。
容器の裏側にいろいろ注意書きが書いてるので、一応写真を載せておきます。
さて、ここでちょっとしたコツですが、障子剥がしはケチケチせずにたっぷりめに塗りましょう!
こんな感じで最小限の量だけ塗ろうとせずに
思い切ってこのくらい塗っちゃってください!
とういうのは、この後作業を続けていたら分かったのですが、前回障子を貼ったのがいつかわからない程昔なのに、ノリがしっかりと残っているからです。
こんな感じで全部に塗り終わったら5分ほど待ちます。
5分たったら古い障子紙を剥がすと、このように綺麗に剥がれていきます。
そして、ここで2つ目のコツですが、途中で障子紙が破れないようにゆっくりと剥がしていきましょう!
一度に剥がしきってしまった方が綺麗に剥がれるからです。
もちろん、こんな感じで剥がれないところも出てきますので、再度障子紙剥がしを塗って完全に綺麗にしてください。
ここで3つ目のコツですが、今回の欄間のように障子紙があちこち破れる前に障子は張り替えるようにしましょう!
何故なら、一度に剥がそうと思っても、破れているところで切れてしまうので作業効率が悪いからです。
障子紙が剥がれても、ノリが残っている場合がありますので、濡れ雑巾で綺麗に拭き取ります。
もし、このようなささくれなどを発見したら、乾かしてから取り除くようにしてください。(4つ目のコツ)
塗れているときにやると、木材が柔くなっているからです。
完全に乾ききってから、ハサミや紙やすりを使ってノリが塗布してあったところを綺麗に仕上げます。
これをやっておかないと、プラスチック障子を両面テープで貼り付けても剥がれてきてしまうので注意が必要です。
補足
障子を外したら、障子本体はもちろん、鴨居や敷居なども綺麗に掃除しておきましょう!
私の自宅はすぐ近くに畑があるのですが、長い年月の間にサッシの隙間などから砂が入り込んだらしく、こんなに汚れていました。
めっちゃ汚いですよね。
反省・反省・・・
さて、話を戻しますが、水拭きした木材は乾くまで時間がかかかります。
こんな感じで、しばらく放置して乾くまで待ちましょう!
この日は雨が降っていたので室内で乾燥させましたが、晴れている日は外に出した方がいいですよ。
以外に時間がかかりました。
プラスチック障子の貼り方
障子の枠が完全に乾ききったら、次はプラスチック障子を貼っていきます。
こちらも写真で手順とコツをお教えしますね!
プラスチック障子は、このように箱に入っていますので巻グセがついていますので、逆に巻き直してしばらく放置すると作業がしやすくなります!(1つ目のコツ)
あと、プラスチック障子紙の表と裏を間違えないようにしてください!
今回購入したアサヒペンのプラスチック障子紙の場合は、上が表(接着する側)で下が裏でした。
乾いた障子枠を用意したら、巻きグセが取れたプラスチック障子紙を仮止めします。
まず左右のどちらか一箇所をセロハンテープでとめて
平行になるように気をつけながら、こんな感じでプラスチック障子紙をセッティングします。
次は、プラスチック障子紙専用両面テープを使います!
今回はプラスチック障子紙とセットで購入した両面テープを使いました。
ここで2つ目のコツですが、この両面テープはジャストの長さ分になっているので、ロスを出さないようにしてください!
貼る順番は縦枠が先です。
貼り終わったら両面テープの上を押しながら指を滑らせてしっかりと接着させましょう(3つ目のコツ)
そして、全部の裏紙を剥がしたら縦枠は完了です!
横枠にも同じ要領で両面テープを貼るのですが、ここで4つ目のコツがあります!
そのコツとは、縦枠のときのように全部の裏紙を剥がすのではなく、1段ずつ剥がしながらプラスチック障子紙を貼り付けていくということです。
全部をいっぺんに剥がした状態でプラスチック障子紙を貼ろうとすると、たるみができやすくなってしまうからです。
次はこの状態から、余計な部分をカッターでカットしていきます。
今回は、障子紙用カット定規を使いました。
これがなかなか便利なんですよ!
こんな感じで表向きで使ったり
裏返して障子の枠にはめるようにして使ったりできるんです!
四面をカットしたら完成です!
ちなみに、和紙の障子紙のように霧吹きをする必要はありません。
どうですか!
綺麗になっただけでなく、薄っすらと桜型が浮き出ていていい感じですよね!
プラスチック障子紙のメリット・デメリット
さて、ここからは補足情報としてプラスチック障子紙のメリットとデメリットについてまとめておきます。
メリット
プラスチック障子紙に張り替えるメリットは以下の通りです。
- 破れにくい
- 掃除がしやすい(水気に強い)
- 日焼けしにくい
- 空気を逃さないのでエアコンの効率があがる
- UVカット機能がある
- 寿命が長いので張替えの手間とコストが軽減できる
- 和紙に比べて貼りやすい
- おしゃれ・かわいいデザインが豊富
プラスチック障子紙のメリットは数多くありますが、やはり「破れにくい」のは最も大きなメリットです!
小さい子供や猫などのペットがいるご家庭の場合、破れられる度に張り替えていたらキリがないですからね。
破れづらいことで、寿命も長くなりますし、張替えの回数も少なくてすみます。
その上、デザインも豊富で部屋の雰囲気を良くすることもできますので、プラスチック障子にしない理由はありません。
デメリット
そんなプラスチック障子ですが、1つだけデメリットが存在します。
それは、和紙の障子紙に比べて通気性が悪いこと。
通気性が悪いとエアコン効率が上がるというメリットを生みますが、一方で結露が発生しやすなるというデメリットも生むわけです。
ですから、換気をこまめにしたり、定期的に掃除をしたりする必要が出てきます。
プラスチック障子紙は超おすすめです
今回、プラスチック障子紙の張替えが初めてだったので欄間の小さな障子で試しましたが、予想していたよりも簡単に張り替えられることがわかったので、他の大きな障子も張り替えることに決めました。
また、プラスチック障子紙にはいろいろな柄やカラーなどバリエーションが豊富なので、違う柄のプラスチック障子紙を組み合わせて更におしゃれにしようと検討中です(笑)
みなさんもご自宅の和室の障子をおしゃれにカスタマイズしてみてはいかがでしょうか。