
「ゴキブリを全滅させたい!」と思っている方は多いと思いますが、冷蔵庫などの電化製品や家具の下や裏、更に床下や天井裏や壁の中に潜んでいるゴキブリまで全て退治するのは、自分ではなかなかできません。
ゴキブリ退治を害虫駆除業者に依頼するという方法もありますが、料金が高いのでなかなか現実的ではありませんしね…
そんな方に、アシダカグモを使ったコスパ最強のゴキブリ退治方法をお教えします!
ちなみに、害虫駆除業者どころか、バルサンやゴキブリホイホイ、殺虫剤を使うよりもコスパが良いです。
ただ、「アシダカグモって何?」という方も多いと思いますので、アシダカグモとはどんなクモか、アシダカグモの入手方法、また、他のゴキブリ退治にかかる費用との比較など徹底解説しますので参考にどうぞ。
※ クモが苦手な方はめっちゃ怖いと思いますので記事を読むのはおすすめしません
もくじ
ゴキブリなどの害虫を食べる益虫「アシダカグモ」とは
実は、つい最近まで私自身がアシダカグモのことを知りませんでした。
知ったきっかけは、家にアシダカグモが出没したからです。
なんの知識もなかったので、「うわあああああ!」と思わず叫んでしまいましたが、恐る恐るアシダカグモの写真を撮ったのでお見せしますね。
写真だと分かりづらいかもしれませんが、足の長さも入れるとCDくらいの大きさなんですよ。
こんな巨大なクモが部屋に突然現れたんですから、そりゃあもうホラーです。
更に、同月に2匹目、3匹目と出現したので、「こりゃあ大変だ!(汗)」ということでググったりツイッター検索して調べてみたら、見た目の恐ろしさからは想像がつかない益虫(害虫などを捕食してくれる虫)でした。
私のように知らない方も多いと思いますので、アシダカグモの基本情報をまとめておきますね!
- 名称:アシダカグモ(脚高蜘蛛)
- 別名:イエグモ・家の守り神 etc
- 大きさ:メス20~30mm、オス10~25mm(足を入れるとCDくらいの大きさ)
- 原産:インドの外来種
- 生態:網を張らない徘徊性
- ゴキブリなどの人家に出る害虫、小型のネズミなども捕食する益虫
更に、アシダカグモは捕食中でも次の獲物を見つけるとそちらを捕まえるという習性があるようで、とても優秀なゴキブリなどの害虫ハンターです。
アシダカグモが2・3匹家にいると半年でゴキブリが全滅するとも言われているので、ゴキブリに悩まさせている方にとっては心強い味方ですね(笑)
また、人間に害がある強い毒を持たないこと、また臆病で人間が近寄ると逃げるので危険なクモではありません。
但し、写真で見てわかる通り、かなり大きいうえに足が長いこと、長い脚でガサガサ動きまわる姿がグロテスクなことなどから不快害虫(見た目で気分を害する虫)とも言われています。
アシダカグモはアシダカ軍曹という別名があるほど人気だった!?
アシダカグモがゴキブリなどの害虫ハンターとして益虫と呼ばれていると説明したところで、「いやいや、本当かよ…?」と思っているのではないでしょうか?
そこで、ツイッターのアシダカグモ関連ツイートをいくつかご紹介させていただきます。
ちなみに、アシダカグモがゴキブリ退治において頼りになることから、「アシダカ軍曹」というあだ名がついているんですよ(笑)
アシダカ軍曹…家から出られなくて多分かれこれ1週間はいるんだけど…
どうやったら外に出せるかな… pic.twitter.com/FVnU5FBysx— 山田幸 (@sachi_yamoyama) September 23, 2020
この方は、アシダカグモがゴキブなどの害虫を捕食する益虫って知ってるのかな?
それとも、害虫で全然困ってないとかなのかな?
ただ、やっぱり苦手な人はアシダカ軍曹には出て行ってもらいたいですよね(笑)
小さめのアシダカ軍曹が一回り大きくなっていた
いつも任務お疲れ様です
他の家族に見られると追い出されかねないので、出来るだけ隠密行動でお願いします— おっさッシー (@ossassy) September 23, 2020
ほら、アシダカグモが全然平気な方もいるんですよ!
アシダカ軍曹というクモ🕷を家に放つとゴキブリを一網打尽にしてくれるらしいです( ˘ω˘ )
1匹だけ使役したい('ω')— マサ (@lisauveroor) September 23, 2020
やっぱりゴキブリが嫌いな人が多いので、アシダカ軍曹に期待しちゃうんでしょうね。
部屋にゴキが出たので密かに飼育していたアシダカ軍曹を解放した。頼む軍曹………。
— ハタヤ (@kuzira_lll) September 21, 2020
アシダカグモを飼育している人も世の中には存在します(笑)
我が家にアシダカ軍曹赴任してきたわ pic.twitter.com/sua24KASYq
— みしぇ@ゲーム垢 (@shyer0512) August 6, 2020
アシダカ軍曹が赴任って、言い方が面白いですよね!
最近アシダカグモが部屋の中に入ってこようとして、あっまだ明るい…間違えました〜って部屋から出ていく(かわいい)
— ニャロメロン (@nyaromeron) July 18, 2017
アシダカグモを「かわいい」と思う方もいるようです。
私はかわいいとまでは思えません…
このように、「ゴキブリと同居するくらいなら、アシダカグモと同居した方が全然いい!」という方が多いんですね。
意外でしたか?
ですから、「ゴキブリがいなくなるなら、アシダカグモOK(耐えられる)」という方はこのまま続きを読んでください!
ゴキブリ退治の費用比較(アシダカグモがコスパがいいか検証)
さて、ここからはアシダカグモにゴキブリ退治させるとコスパ最強なのか?について話します。
結論から言えば、家にやってきたアシダカグモと共存すれば費用はゼロですので最もコスパがいいのですが、たまたまやって来てくれるかどうか分かりませんし、見つけて捕まえるのも大変です。
ですから、ヤフオクで購入するのが確実なのですが、比較対象がないとアシダカグモのゴキブリ退治のコスパがいいかどうかわかりませんので、害虫駆除業者やバルサンなどの忌避剤や殺虫剤などの料金も調べてみました!
それぞれのメリットやデメリットもまとめましたので、参考にしてください。
業者に外注した場合のコスパ
ゴキブリ駆除の方法として専門業者に依頼するという方法があります。
上記のムシ・プロテックという害虫駆除業者のHPには、ゴキブリ駆除は8800円からと記載されています。(2020年9月24日現在)
ただ、8800円は最低価格ですので、部屋数や広さによって数万円単位の費用がかかる可能性が高いでしょう!
- 専門スタッフが特殊機材などを使って駆除してくれる
- 床下や屋根裏、壁の中なども調査してくれる
- 駆除だけでなく、防虫対策や定期点検もしてくれる
- 完全に丸投げできる(大量のゴキブリの死骸を見る・片づけることがない)
- 他のゴキブリ駆除方法に比べると料金が高い
- 業者(他人)を家の中にあげなければならない
- 1回で完全に駆除できるとは限らず、定期的に駆除や防虫対策が必要になる可能性もある
害虫駆除業者に依頼する最大のデメリットは、他の駆除方法と比較するとコスパ面で劣るという点でしょう。
但し、プロが調査→駆除→防虫対策までしてくれますし、完全に丸投げできるので楽です。
お金がかかっても問題ないという方は、害虫駆除業者に依頼するのはいい方法ですね!
自分で駆除した場合のコスパ
「外注するほどでもない」という方は燻煙剤や毒餌などを使って自分でゴキブリ駆除を考えますよね!
ただ、いろいろな方法があります。
それぞれの方法とその価格についてまとめてみましたので、参考にどうぞ。
ゴキブリを独餌で駆除するコスパ
上記のようにゴキブリ駆除業者が使っているものから、以下のようなドラッグストアで売っているような独餌までいろいろな種類があります!
金額的には2200円から5500円前後と害虫駆除業者に依頼するよりも安いですが、独餌でゴキブリ駆除する際のメリット・デメリットがあり、特にデメリットが多いので注意が必要です。
- 比較的価格が安い
- 設置するだけなので簡単
- 独餌を食べたゴキブリが巣に戻って死ぬと、仲間の死骸を食べたゴキブリやメスの卵にも効果あり
- 屋根裏や床下などに独餌を設置するのが大変
- 独餌を設置してもゴキブリが出ることがある
- 独餌が効かないゴキブリがいる
- 独餌を設置することでゴキブリが集まってくる
- 毒性が強いので、小さい子供やペットがいる家庭は注意が必要
- 家が広い、部屋数が多いなどの場合、設置数が増えるので費用がかかる
実は、私はブラックキャップなどの独餌でゴキブリ駆除をしていた時期があったのですが、結論から言えば完全に駆除は出来ませんでした。
設置した年にゴキブリが出たので、試しに翌年は設置しなかったのですが、設置していた時とゴキブリが出た数は変わらなかったんです。(たまたま、私の場合だけかもしれません)
ですから、独餌を設置するのであれば、少々費用は高くなりますが「業者が使っている独餌」にした方がいいでしょう!
ゴキブリを燻煙剤で駆除するコスパ
バルサンやアースレッドのような害虫に効果のある煙を使って駆除するものを燻煙剤といいます。
6畳~8畳用3個で1575円から2200円くらいが相場ですので、部屋数×550円が費用かといえばそうではありません。
例えば、各部屋に燻煙剤を設置して使っても、床下や屋根裏、壁の中などにゴキブリなどの害虫は逃げてしまうからです。
ですから、部屋数×550円に屋根裏や床下分の費用がかかりますので、戸建ての場合は少なくても4400円~5500円はかかると思っておいた方がいいでしょう。
- 殺虫効果が強い
- 家具や電化製品の下や後など、部屋の隅々まで薬剤を散布できる
- 他の駆除方法と比べて、屋根裏や床下などの害虫駆除が簡単
- 燻煙剤を使用する際に1~2時間は外出しなければならない
- 準備が大変(ガス漏れ警報器の電源を抜く、電化製品をビニール袋で包む、ペットや動植物を非難させる etv)
- 後片付けが大変(十分な換気、電化製品のビニールを外す、燻煙剤がかかった洋服や食器などを洗う etc)
- ゴキブリなどの害虫の死骸を片づけなければならない
- 卵には効果がないため、羽化のタイミングを考えて2~3週間に1度使用する必要がある
ちなみに、これまでの燻煙剤のデメリットを限りなく無くしたこのような商品が最近は人気です!
このゴキブリムエンダーは、部屋の中央から4方向に向かって薬剤をプッシュするだけでOK、しかも、人体やペットには無害なので1~2時間外出する必要もなければ、電化製品などをビニール袋で包む必要もなければ、駆除後に食器や洋服などを洗う必要もありません。
但し、駆除されたゴキブリなどの害虫が家具や電化製品の裏や下から出てきて死ぬため、死骸を目にしなければならないというデメリットはあります。
価格も含めて気になる方は、私が実際にゴキブリムエンダーを使ってみたときの記事がありますので参考にどうぞ!
ゴキブリを殺虫剤(スプレータイプ)で駆除するコスパ
ゴキブリなどの害虫駆除で最もポピュラーなどが、スプレータイプの殺虫剤ですよね!
ただ、スプレータイプの殺虫剤は、目の前にいるゴキブリなどの害虫に直接噴射するという使い方になりますので、家具や電化製品の下や裏に隠れているゴキブリなどを駆除することはできません。
価格的にはスプレー缶1本で1100円前後ですので高くありませんが、1シーズンに何匹もゴキブリが出るような場合は使用量が多くなるので費用もそれなりにかかることになります。
- 目の前のゴキブリなどの害虫に対して即効性がある
- 持ち運びが容易
- どこでも売っているので簡単に入手できる
- 駆除できるのは目の前のゴキブリ(害虫)だけ
- 人間や動植物に害があるので、使用する際に注意が必要(使用量や使用後の換気 etc)
- 殺虫剤にタイ捨て抵抗力を持つゴキブリが存在する
- 駆除したゴキブリの死骸を自分で処理しなければならない
最近では、人体などへの悪影響を考慮された安全性が高い凍らせるタイプの殺虫剤も人気です!
ゴキブリをトラップで駆除するコスパ
最後はゴキブリホイホイのような捕獲(トラップ)タイプの駆除方法です。
5パックで440円~と非常に費用が安いですが、仕掛ける場所などによって駆除効果が大きく変わったり、トラップ自体や死んだゴキブリの処理をしなければなりません。
- 費用が安い
- 設置が簡単
- スプレーや燻煙剤のように散布するわけではないので安全性が高い
- 設置場所によって効果が大きく変わる
- ゴキブリの死骸だらけのトラップを自分で処理しなければならない
- 目の前にいるゴキブリに対する即効性がない
アシダカグモでゴキブリを駆除するコスパ
さて、いろいろなゴキブリ駆除方法とその費用が分かったところで、本題のアシダカグモを使ったゴキブリ駆除のコスパをお教えします!
「いやいや、コスパも何もアシダカグモを捕まえなきゃならないの?」とか「家にアシダカグモが来たことがないけど…」と思った方も多いと思った方!
実は、アシダカグモってヤフオクに1870前後の価格で出品されているんですよ!
私も自宅にアシダカグモが出たことでいろいろ調べていて初めて知ったときは驚きました。
この記事の冒頭でも書きましたが、2~3匹のアシダカグモが半年家にいればゴキブリが全滅するだけでなく、ゴキブリ・ハエ・アブ・ハサミムシ・ゲジゲジ・カマドウマのような小型の昆虫も餌として捕獲しますし、成長した大型のアシダカグモはネズミも捕獲してくれる益虫の中の益虫です。
ですから、コスパとしてはヤフオクでアシダカグモを2匹購入する3740円前後になりますので、他のゴキブリなどの駆除方法と比較してもかなり安いです!
それでも、「よし!ゴキブリ駆除はアシダカグモに任せた!」と即決できる方は少ないと思いますので、メリットとデメリットを詳しく解説しますので参考にどうぞ。
アシダカグモでゴキブリ(害虫)を駆除するメリット
家に放って放置するだけでOK
アシダカグモでゴキブリなどの害虫を駆除する一番のメリットは手間がかからないという点です!
購入したアシダカグモを家に放つだけで、ゴキブリをはじめとした害虫やネズミなどの害獣を勝手に探し回って捕獲し退治してくれるので、他の駆除方法のように準備や後片付けをする必要がありません。
要するに放置でOKということ!
ゴキブリ(害虫)を目にしないで済む
先ほどアシダカグモ以外のいろいろなゴキブリ駆除方法をご紹介しましたが、独餌以外の方法は基本的にゴキブリを目にすることになりますので、苦手な方にとっては苦痛ですよね…
一方、アシダカグモの場合、捕獲して捕食してしまいますので、他の駆除方法のように死んだゴキブリを目にすること確率が極めて低いというメリットがあります!
アシダカグモが捕獲や捕食しているところをたまたま見てしまったら運が悪いとしか言いようがありません(笑)
人間に害が無い
アシダカグモは見た目とその大きさから「害があるのでは?」と心配になる方も多いのですが、アシダカグモは人間に有害な毒を持っていません。また、捕食対象の害虫に注入する強い殺菌作用がある消化液を使って自分の脚なども手入れするので、徘徊や捕食したゴキブリなどの害虫のの食べ残しが病原体媒介などに繋がる可能性は低いと言われています。
ですので、スプレー式の殺虫剤やバルサンなどの燻煙剤の煙、独餌と比べると、人間への害がないというメリットがあります!
ちなみに、とても臆病な性格で自分より大きい人間を襲ったりすることはないので、こちらからアシダカグモに手を近づけるようなことがなければ噛みつかれるようなことも無いようです。
次々と害虫を退治してくれる
アシダカグモは、捕食したゴキブリなどの害虫を捕食中でも次の獲物が現れると新しい方に飛びつく有能な害虫ハンターです。
ですから、手あたり次第に害虫を退治してくれるというメリットがあります!
これは余談ですが、私はアシダカグモが益虫と知らなかったので、畳の上にいるアシダカグモに殺虫剤をスプレーしたことがあるのですが、一瞬にして消えたと思ったら天井にへばり付いていました。
畳から天井までは壁を伝って移動する必要があることを考えれば、そのスピードは半端ではありません。一説によると、アシダカグモが人間くらいの大きさだった場合、時速320kmくらいの速さだそうです。
ですから、動きの速いゴキブリなども簡単に仕留めてしまうのでしょう。
コスパが最強
アシダカグモはヤフオクで1匹1870円~で売られていますので、他のゴキブリなどの害虫駆除方法としてはコスパが良いというメリットがあります!
ちなみに、アシダカグモはオスが3~5年程度、メスは5年~7年程度と平均寿命が長いので、あなたの家が良い餌場だと思った場合には、複数年に渡り害虫ハンターとして活躍してくれるでしょう。
アシダカグモでゴキブリ(害虫)を駆除するデメリット
見た目がグロテスク
アシダカグモは大きさと足の長さ、その長い脚で動き回る姿がグロテスクなので、人によっては絶対に存在が受け入れられないというデメリットがあります。
不快害虫(見た目が心理的に気分を害する虫)と言われていますが、私も家に1匹目が出た時の衝撃は忘れられません(笑)
ただ、2匹目、3匹目と出たときは慣れました。
人間って凄いですね。
多分、アシダカグモについて調べたら、予想以上に人間にとってメリットしかない益虫だということが分かったのが心理的に良い影響尾を与えたのだと思います。
アシダカグモのデメリットは、見た目のグロテスクさの1点のみ!
ですから、これさえ問題なければ、コスパ最強のゴキブリ(害虫)駆除方法です!!
まとめ
アシダカグモにゴキブリ退治させるとコスパ最強という内容をお送りしましたが、いかがだったでしょうか?
アシダカ軍曹という別名があるくらいの益虫だということが分かっても、「部屋に放つなんてありえない」「放置なんてできるわけない」「購入どころか出ないようにしたい」と思った方も多いと思います。
ただ、見た目はグロいですが、本当に益虫なので家に出たときは外に逃がしてあげてくださいね!
そして、そういう方がゴキブリ駆除するなら、安価で手軽な上に、家具の裏などに隠れているゴキブリも一掃できるゴキブリムエンダーを使うのが一番おすすめだと思います。
また、ゴキブリが大量に発生しているので定期的に駆除したい方、自宅が広い方などはまとめ買いすることでコスパが良くなりますよ!